二胡の有名な曲まとめ|初心者から上級者まで徹底解説
こんにちは。雅の響きと東方の調べ、運営者の響(ひびき)です。
「二胡ってどんな曲が有名なの?」「二胡で弾ける有名な曲を知りたい」「初心者でも弾けるおすすめの曲は?」——そんな疑問を抱えてこのページにたどり着いた方、ようこそです。
二胡の有名な曲を調べていると、中国の伝統古典曲から日本のポップス、ジブリ、昭和歌謡、映画音楽まで、実に幅広いジャンルの名曲が出てきますよね。「どこから聴けばいいの?」「どの曲から練習すればいいの?」と迷ってしまう気持ち、すごくわかります。
この記事では、二胡の名曲として知られる二泉映月や梁祝、賽馬といった中国古典の定番曲から、もののけ姫や千と千尋の神隠しのジブリ曲、蘇州夜曲などの昭和歌謡、さらにはレベル別・シチュエーション別のおすすめ選曲まで、二胡の有名な曲を徹底的に解説していきます。
二胡の独奏曲として世界中で演奏される代表曲、日本人にも親しみやすいポップスや童謡のアレンジ曲、発表会やボランティア演奏で喜ばれる曲など、様々な角度から情報をまとめました。二胡を始めたばかりの初心者の方にも、レパートリーを広げたい中級・上級者の方にも、きっとお役に立てる内容になっています。
それでは、さっそく見ていきましょう!
- 二胡の代表的な中国古典名曲とその聴きどころ
- 日本のポップス・ジブリ・昭和歌謡など和洋折衷のおすすめ曲
- 初心者から上級者まで対応したレベル別おすすめ曲の選び方
- 発表会・結婚式・季節行事など場面別の最適な選曲ガイド
二胡の有名な曲を知る前に:楽器の基礎知識

二胡の名曲を深く楽しむためには、まずこの楽器そのものについて少し知っておくと、曲の聴き方がぐっと変わります。ここでは楽器の成り立ちから構造、難易度まで、二胡の基本をざっくりとまとめていきますね。
二胡とはどんな楽器か

二胡は、中国の伝統的な擦弦楽器、つまり弓で弦を擦って音を出す楽器です。バイオリンと同じ仲間と言うとイメージしやすいかもしれません。もともとは民歌や演劇の伴奏に使われていた庶民の楽器でしたが、20世紀初頭に劉天華や阿炳(アビン)といった名演奏家たちの手によって、芸術性の高い独奏楽器へと昇華されました。
その音色は「人間の歌声に最も近い楽器」とも言われており、喜怒哀楽を自在に表現できる点が世界中の音楽ファンを魅了しています。日本でも二胡ブームが起き、チェン・ミンさんやウェイウェイ・ウーさん、賈鵬芳(ジャー・パンファン)さんといった奏者が幅広い層に親しまれてきました。
二胡の構造と独自の弓の仕組み

二胡の構造は、大きく分けると以下のパーツで成り立っています。
二胡の主な構造パーツ
- 琴竿(きんかん):楽器のネック部分。木材の質が音色を大きく左右します。
- 琴筒(きんとう):木や竹製の六角形や丸型の共鳴箱。片面にニシキヘビの皮が張られています。
- 琴弦(きんげん):内弦と外弦の2本の金属弦。昔は絹糸が使われていました。
- 千斤(せんきん):弦を竿に結びつけ、有効な弦長を固定する部分。
- 琴馬(きんま):蛇皮の上に置き、弦の振動を皮に伝える木製のパーツ(駒)。
- 琴弓(きんきゅう):竹と馬の尾の毛で作られた弓。
特に注目したいのが琴弓の構造です。二胡の弓は、馬毛が2本の弦の間に挟まれた状態で楽器に取り付けられているため、バイオリンとは違って弓が楽器から完全には離れません。この独特の構造が、内弦と外弦の音を切り替える「換弦(かんげん)」という奏法を生み出しており、二胡特有の表現力の源となっています。
また、音色の良し悪しを決定づける最大の要素は「木材」と「蛇皮の質」です。紅木(こうぼく)や高級な黒檀・紫檀などの硬く密度の高い木材ほど、深く美しい響きが生まれます。日本の気候・風土に合わせて調整された楽器を選ぶことも、皮のコンディションを保つ上で重要なポイントです。
二胡の難易度:初心者でも弾けるの?

「二胡って難しそう…」と思っている方、実は入り口はそれほど高くないんです。D調第1ポジション(ド〜高レの範囲)だけであれば、全くの初心者でも1時間程度の練習で『きらきら星』や『チューリップ』を弾けるようになると言われています。
ただし、奥はとても深い楽器です。フレット(指板の区切り)がないため正確な音程を取るのが難しく、ポジション移動、換弦、ビブラート、跳弓(ちょうきゅう)などの特殊技巧をマスターするには日々の鍛錬が必要。歌うような美しい音を出すためには、弓のコントロール(運弓)の練習が何より大切です。
二胡の難易度まとめ
- 入り口は比較的やさしい。初日から簡単なメロディを弾ける。
- フレットがないため、正確な音程を取るには継続的な練習が必要。
- 運弓(弓の使い方)が音色の良し悪しを大きく左右する。
- ポジション移動や特殊技巧の習得で、表現の幅が無限に広がる。
著名な二胡奏者とその代表曲

二胡の音楽を語る上で欠かせない、日本でも活躍した(している)著名な二胡奏者を紹介します。
チェン・ミン
日本における二胡ブームの先駆けとも言える存在。代表曲『燕になりたい』は、二胡の柔らかさと美しさを最大限に引き出した名曲で、G調第2ポジションの曲として中級者に人気です。
ウェイウェイ・ウー
クロスオーバーな音楽スタイルで幅広いファンを持ちます。『新芽のテーマ』『ボイジャーズ〜East meets West〜』『エトピリカ〜情熱大陸』など、東洋と西洋が融合した楽曲群が魅力です。
賈鵬芳(ジャー・パンファン)
世界の名曲を二胡でカバーしたシリーズが人気。『コンドルは飛んでいく』『サリーガーデン』『テネシーワルツ』『グリーンスリーブス』など、親しみやすい名曲を二胡の音色で美しく奏でています。
二胡の有名な曲を徹底解説:ジャンル別・レベル別ガイド

それでは、いよいよ二胡の有名な曲を具体的に見ていきましょう。中国古典から日本の名曲、レベル別のおすすめ、シチュエーション別の選曲まで、様々な角度から徹底解説します。二胡を聴く側の方にも、演奏する側の方にも、きっとお気に入りの一曲が見つかるはずです。
中国古典の名曲:二胡の原点ともいえる傑作集

二胡のレパートリーの中でも特に重要なのが、中国の伝統音楽に根ざした古典名曲です。これらは二胡という楽器の表現力を極限まで高めた作品ばかりで、世界中のコンサートステージで演奏され続けています。
二泉映月(にせんえいげつ)
二胡のレパートリーの中で最も有名であり、最も感動的な最高傑作の一つとして世界中で知られています。作曲者は阿炳(アビン / 本名:華彦鈞)。盲目の演奏家であった阿炳が、自らの過酷な人生と苦悩、そして内なる情熱をこの曲に封じ込めました。
「二泉」とは江蘇省無錫にある中国で二番目に美しいとされる泉を指し、そこに映る月の美しさを表現しています。悲しみと美しさが交錯する旋律、二胡特有の甘美な高音、深い情緒が聴く者の魂を揺さぶる、唯一無二の名曲です。
梁祝(りょうちゅう)
中国版「ロミオとジュリエット」として知られる、梁山伯と祝英台の悲劇的な愛の物語に基づいた名曲です。「蝶恋花(ちょうれんか)」という別名でも親しまれています。
二胡の柔らかな音色が、恋人たちの切ない想いや、死後に蝶へと転生する美しい結末を繊細に描き出します。喜びと悲しみ、希望と絶望が交互に現れるドラマチックな構成で、独奏だけでなくオーケストラとの協奏、バイオリンやピアノとの合奏でも広く演奏される、まさに中国古典音楽を代表する名曲です。
賽馬(さいま)
1964年の「上海春」二胡独奏コンクールで発表された、きわめて明るく躍動感に満ちた速弾き曲です。作曲者は黄海懐(フアン・ハイフアイ)。内蒙古(モンゴル)の伝統的な祭典で行われる競馬を題材にしており、広大な草原を疾走する馬の群れが目に浮かぶようなテンポの良さが特徴です。
後半の高速な運弓、右手を用いた跳弓(ちょうきゅう)、馬のいななきを模した特殊技巧など、見せ場が満載の鉄板曲。演奏会でも観客を大いに沸かせる、迫力満点の名曲です。
空山鳥語(くうざんちょうご)・良宵(りょうしょう)・月夜(げつや)
いずれも「二胡の父」と呼ばれる劉天華の代表作です。
空山鳥語は、唐代の詩人・王維の詩から名付けられた作品で、静寂な山中に響くこだまや、鳥たちがさえずり合い絡み合う様子を二胡の豊かな表現力で描写しています。
良宵は、劉天華が旧暦の大晦日に即興で書き上げたといわれる名曲。除夜の楽しさや新年への希望が表現されており、お正月や新年会、春節のイベントで合奏・独奏される定番曲です。
月夜は、その美しさに憧れて二胡を始める人も多いという名曲。まるで人の声で優しく歌いかけているかのような柔らかい演奏が特徴で、第2ポジションを習得した中級者が表現力を磨くのに最適な一曲です。
戦馬奔騰(せんばほんとう)
陳耀星が1970年代に作曲した超絶技巧曲。祖国の辺境を防衛する騎兵戦士たちの勇敢な精神と、軍馬が突撃する様子を描写しています。馬の蹄の音を模した特殊奏法や「双弦震弓」など、他の曲では見られない独自の演奏技巧が散りばめられた、上級者の憧れの曲です。
その他の中国古典名曲ピックアップ
- 豫北叙事曲(劉文金):河南省の伝統演劇音楽をベースに哀愁を込めた曲
- 江河水(黄海懐編曲):極めて悲愴で哀調を帯びたメロディが心を打つ
- 光明行(劉天華):明るく前向きな行進曲で、勇猛な進取の精神が表現されている
- 女人花(梅艳芳):女性をはかない花に見立てた切ないスローバラード
- 葡萄熟了(周維):新疆ウイグル自治区の民謡をもとにした豊かで楽しい曲
日本・世界の名曲:二胡が映えるポップスとジブリ

二胡の哀愁を帯びた音色は、中国古典曲だけでなく、日本のポップスやジブリ映画音楽、昭和歌謡とも驚くほど相性が良いんです。ここでは、二胡愛好家の間で特に人気の高い曲をご紹介します。
ジブリ・アニメ・映画音楽
いつも何度でも(映画『千と千尋の神隠し』主題歌)は、多くの日本人の心に染みる名曲。内弦・外弦の細かな換弦が多く、初心者にとって運弓の練習曲として非常に効果的です。
もののけ姫は、F調の持つ独特の哀愁や、もののけの世界観が二胡の音色でさらに増幅されます。日本人聴衆に特に感動を与えやすい一曲です。
ラストエンペラー(坂本龍一作曲)は、中国の壮大な歴史と文化を感じさせる名曲。音域が広く高音のコントロールが必要なため難易度は高いですが、多くのプレイヤーが憧れる曲です。
Summer(久石譲作曲、映画『菊次郎の夏』)は、夏のノスタルジーを感じさせる定番曲。爽やかで哀愁漂う二胡の演奏が特に人気で、発表会でも喜ばれます。
竈門炭治郎のうた(アニメ『鬼滅の刃』)は、エモーショナルで泣けるメロディが二胡に非常にマッチします。若い世代にも親しまれる現代的なレパートリーです。
昭和歌謡・日本の抒情歌
蘇州夜曲(服部良一作曲)は、オシャレで切ないメロディが魅力的な名曲。D調第2ポジションの移動を学ぶ初心者に最も推奨される鉄板曲として知られています。
見上げてごらん夜の星を(坂本九)は、スケールが大きく美しいメロディ。初心者にも弾きやすく、ピアノや他弦楽器との二重奏でさらに引き立ちます。
川の流れのようにやまた君に恋してるも、二胡の哀愁あふれる音色と相性抜群。D調第2ポジションの習得後に挑戦したい人気曲です。
昭和歌謡・定番曲リスト
- 北国の春
- 夜明けのスキャット
- リンゴの唄
- 東京ブギウギ
- 青い山脈
- いつでも夢を
- 悲しい酒
- 瀬戸の花嫁
- 神田川
- いい日旅立ち
初心者向け:D調・G調第1ポジションのおすすめ曲

「二胡を始めたばかりで、何を練習すれば良いかわからない」という方に向けて、レベル別のおすすめ曲をまとめました。まずは基礎を固める初心者向けの曲から見ていきましょう。
D調 第1ポジション(入門〜初心者:始めて3ヶ月〜1年)
小指(第4指)をあまり使わない曲や、ポジション移動がないシンプルな音域の曲が中心です。基礎を固めながら、演奏する喜びを味わえます。
D調第1ポジションのおすすめ曲
- きらきら星
- チューリップ
- 浜千鳥
- 朧月夜
- 夕焼け小焼け
- 埴生の宿
- 鳳陽花鼓
- 田園春色
- 揺籃曲(ブラームスの子守唄)
- 故郷の人々
特に『童神(わらびがみ)』や『久しき昔』は小指を使わずに優しく弾ける曲なので、初心者に特におすすめです。
G調 第1ポジション(初級者:レパートリーが一気に広がる)
D調の次に学ぶのがG調です。親しみやすいJ-POPや唱歌が多く、発表会でも演奏しやすい3〜4分程度の曲が揃っています。
G調第1ポジションのおすすめ曲
- 見上げてごらん夜の星を
- 上を向いて歩こう
- アメイジング・グレイス
- 涙そうそう
- いつも何度でも
- となりのトトロ〜さんぽ(二重奏)
- 椰子の実
- 竹田の子守唄
- たなばたさま
F調 第1ポジション(初級〜中級:哀愁を帯びた短調が増える)
マイナーコード(短調)の曲が増え、二胡らしい寂しげで哀愁漂う音色を表現するのに適した調です。
- 荒城の月
- 月の砂漠
- 草原情歌
- 康定情歌
- もののけ姫
- 海の声
- 仰げば尊し
中級・上級者向け:ポジション移動で広がる音楽の世界

左手をネック下方にスライドさせる「ポジション移動」を習得すると、二胡の表現力は一気に広がります。中級者から上級者を目指す方に向けた、挑戦しがいのある曲を紹介します。
D調 第2ポジション(中級者への入り口)
初めてポジション移動を学ぶ段階です。ハイポジションの艶やかで美しい音色を楽しみながら、表現の幅を広げていきましょう。
D調第2ポジションのおすすめ曲
- 蘇州夜曲(ポジション移動入門に最適)
- また君に恋してる
- 川の流れのように
- 家路(遠き山に日は落ちて)
- テネシーワルツ
- 何日君再来(いつの日君再び帰る)
ポジション移動の入門には『蘇州夜曲』や『また君に恋してる』が最適です。高音域が多すぎず、豊かな響きを楽しめる『家路』も発表会で重宝します。
G調 第2ポジション(中級〜上級:表現の幅が無限に広がる)
クラシック、ジャズ、ポップスなど、あらゆるジャンルの曲に挑戦できるようになります。
- 燕になりたい(チェン・ミン)
- 糸(中島みゆき)
- いつか王子様が(Jazz)
- 春の海(お正月アレンジ)
- 月亮代表我的心(テレサ・テン)
発表会・ステージで映える二胡の演奏曲

発表会やステージで演奏するなら、聴衆を引き込む選曲が大切です。初心者でも聴き映えのする曲、上級者の技巧を存分に発揮できる曲を合わせてご紹介します。
初心者の発表会には、G調第1ポジションで弾ける『見上げてごらん夜の星を』や『いつも何度でも』がおすすめ。日本人聴衆にも馴染みが深く、二胡の音色の美しさを存分に伝えられます。
中級者なら『蘇州夜曲』や『もののけ姫』が発表会の定番。哀愁あふれる旋律と二胡の音色が見事にマッチし、聴衆の心を惹きつけます。
上級者の発表会では、中国古典の名曲である『賽馬』や『空山鳥語』、あるいは『二泉映月』などが圧倒的な存在感を放ちます。特に『賽馬』は速弾きや跳弓などの特殊技巧が見どころで、会場全体が盛り上がる一曲です。
発表会の選曲における注意点
発表会の選曲は、自分の現在の技術レベルより少し上を目指すのが理想ですが、本番で実力を発揮できるかどうかが最優先です。難しすぎる曲を選んで本番で崩れてしまうより、しっかり仕上げた曲で堂々と演奏する方が、聴衆にも感動を与えられます。先生や指導者と相談しながら選曲することをおすすめします。
シチュエーション別:場面に合わせた二胡の選曲ガイド

演奏する場や聴き手に合わせて曲を選ぶことで、より大きな感動を届けることができます。ボランティア演奏、結婚式、季節行事など、様々なシチュエーション別のおすすめ曲をまとめました。
| シチュエーション | おすすめ曲目 | 演奏のポイント・効果 |
|---|---|---|
| お正月・新年会・春節 | 春の海/良宵/小花鼓/花好月圓 | 和楽器の定番『春の海』を二胡で弾くと非常に喜ばれます。旧暦の大晦日にちなんだ『良宵』は曲の背景を解説しながら弾くとウケが良いです。 |
| 結婚式・ブライダル | 糸/You Raise Me Up/愛の讃歌/ハナミズキ | 幅広い世代に響く『糸』は今やブライダルの大定番。『You Raise Me Up』は荘厳な雰囲気を作ります。 |
| 春(お花見・歓送迎会) | さくら(日本古曲)/春よ、来い/花は咲く | 2月〜4月のイベントに最適。復興支援曲『花は咲く』は重奏やピアノ伴奏など様々な編成で演奏しやすいです。 |
| 夏(お祭り・海) | 海の声/島人ぬ宝/Summer(久石譲)/情熱大陸 | 沖縄ポップスや民謡は、波の音の伴奏CDを流しながらゆったり弾くと夏の情景が浮かびます。 |
| 秋・冬・ノスタルジー | 里の秋/紅葉/赤とんぼ/冬景色 | 童謡・唱歌の重奏アレンジは、サークルでの演奏に最適。1stパートが初心者向け、2nd・3rdパートが上級者向けのハモリになっています。 |
| ボランティア演奏・介護施設 | 昭和の名曲全般/北国の春/見上げてごらん夜の星を | 中高年層向けのイベントでは昭和歌謡が鉄板。曲に合わせて歌っていただけるよう、ゆっくりしたテンポで演奏するのがコツです。 |
特にボランティア演奏や介護施設での演奏では、聴き手の世代に合わせた選曲が喜ばれます。昭和歌謡の名曲を二胡で演奏すると、懐かしさと二胡の新鮮な音色が合わさって、とても感動的な時間になりますよ。
二胡の有名な曲を探すときに役立つリソース

「もっといろいろな二胡の名曲を聴いてみたい」「楽譜を探したい」という方に向けて、役立つリソースを紹介します。
動画配信サービスで聴く
YouTubeでは「二泉映月」「梁祝 二胡」「賽馬 二胡」などで検索すると、世界トップレベルの演奏動画を無料で視聴できます。特に二胡の名奏者・宋飛(ソン・フェイ)や閔恵芬(ビン・ホェイフェン)の演奏は、二胡の表現力の深さを体感するのに最適です。
楽譜・教則本を活用する
日本国内でも、二胡の楽譜集や教則本が多数出版されています。「二胡曲集」「二胡で弾く日本の名曲」などのタイトルで書籍を検索すると、今回ご紹介したような曲が多数収録された楽譜が見つかります。自分のレベルに合った楽譜を選ぶことが上達への近道です。
二胡教室・サークルに参加する
二胡の曲をより深く理解するためには、先生から直接学ぶのが一番の近道です。全国各地に二胡教室があり、オンラインレッスンも充実してきています。サークル活動では合奏の楽しみも体験できるので、仲間と一緒に演奏するモチベーションが生まれます。
なお、二胡という楽器そのものの歴史や文化的背景についてさらに深く知りたい方には、中国音楽の総合情報を発信している中国文化センター公式サイトも参考になります。(出典:中国文化センター公式サイト)
二胡の曲を選ぶときの豆知識
二胡の曲は「調(D調・G調・F調など)」と「ポジション(第1・第2)」によって難易度が大きく変わります。楽譜を選ぶ際は、自分が現在使っている調とポジションに対応しているかを確認しましょう。先生がいる方は、ぜひ相談しながら選曲することをおすすめします。
二胡の有名な曲まとめ:あなたの一曲を見つけよう

今回は、二胡の有名な曲を中国古典からJ-POP、ジブリ、昭和歌謡まで幅広くご紹介してきました。改めてポイントを整理しておきますね。
この記事のまとめ
- 二胡の最高傑作は「二泉映月」「梁祝」「賽馬」など、中国古典の名曲群。世界中のステージで演奏される普遍的な名曲です。
- 初心者のおすすめはD調・G調第1ポジションの童謡・唱歌から。『きらきら星』や『見上げてごらん夜の星を』が入門に最適。
- 中級者の挑戦曲は『蘇州夜曲』『もののけ姫』などのポジション移動が入る曲。ハイポジションの艶やかな音色が楽しめます。
- 日本人に親しまれる曲は昭和歌謡・ジブリ曲・映画音楽など多数。二胡の音色は日本の情緒とも抜群に相性が良いです。
- シチュエーション別の選曲が大切。結婚式には『糸』、お正月には『良宵』、夏には『Summer』など、場面に合わせて選びましょう。
二胡の有名な曲の世界は、本当に奥深くて広大です。中国古典の深みのある名曲から、日本人の心に響くポップスや歌謡曲まで、どんなジャンルの音楽も二胡の音色で奏でると独特の味わいが生まれます。
まずは「これを聴いてみたい」「この曲を弾いてみたい」と思える一曲を見つけることが、二胡との素晴らしい出会いになると思います。ぜひ、この記事を参考に、あなただけのお気に入りの二曲を探してみてください。
当サイト「雅の響きと東方の調べ」では、二胡に関する様々な情報を発信しています。二胡の選び方や練習方法についても記事を掲載していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
なお、演奏技術に関する情報はあくまで一般的な目安です。正確な情報や具体的な演奏指導については、専門の二胡教室の先生にご相談されることを強くおすすめします。最終的な判断は、実際に指導を受ける専門家の先生と相談しながら進めてください。
