Ensemble Ecclesia
エクレジア
アンサンブル・エクレジア

アンサンブル・エクレジアは、ヨーロッパの古いクリスマスの歌、遠い時代の祈りと祝福の歌を演奏する歌と古楽器のアンサンブル。聖パウロ女子修道会のプロデュースにより、リュート奏者のつのだたかしを中心に1990年に結成。日本を代表する古楽演奏者によってイギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペインなどの古い時代の聖歌、教会音楽を演奏。数多くのCDを女子パウロ会・テクラサウンドより発表。『レコード芸術』誌の特選・推薦盤となっている。全国の教会を中心にコンサートを行う。
女子パウロ会公式サイト「ラウダーテ」http://www.pauline.or.jp/

『クリスマス・パスト』ライナーノーツ(つのだたかし2000年)より

1990年の春、東京郊外の小さな書店の地下ギャラリーで、初めて女子パウロ会のシスター白井詔子さんを友人から紹介されました。祈りの音楽のコンパクトディスクを制作したいとの由でした。CD? 修道院が? しかし、この時初めてお会いした白井さんの非常に明晰で説得力のあるお話しぶりに、思わず「ぜひお引き受けしたい」と約束をしたのが、このアンサンブル・エクレジアのそもそもの成り立ちなのです。このグループの名前「アンサンブル・エクレジア」も、5枚のクリスマス CDと、フランシスコ・ザビエルの道を音楽でたどるCD「ザビエル」、そしてこのベスト盤も、また日本全国北から南まで、もう50回を越えるクリスマスコンサートも、すべてこの出会いから始まったことでした。

ディスコグラフィー
1990年 『サンタマリア』中世スペインの聖母マリア頌歌と舞曲集
1991年 『イギリスの古いキャロル』素朴で敬虔な祈りと祝福に満ちたクリスマス・キャロル
1993年 『天使の歌』遠い時代のドイツで歌われた祈りと祝福の歌
1995年 『ノエル』歌と古楽器で奏でる中世フランスのクリスマス
1997年 『聖母マリアの子守歌』イタリアのルネサンス、バロックのクリスマス音楽
1999年 『ザビエル』パリ、ヴェネツィア、ローマそして日本へ。宣教師フランシスコ・ザビエルの足跡を音楽でたどる
2000年 『クリスマス・パスト』アンサンブル・エクレジア結成10周年記念、クリスマスCDのベストアルバム
2003年 『モンテヴェルディ 祈りの歌』クラウディオ・モンテヴェルディの独唱と二重唱による宗教歌曲集
2009年 『巡礼の歌』聖地サンティアゴ・デ・コンポステラへ向かう巡礼たちの歌

これまでのコンサート
91年女子パウロ会チャペル(東京/赤坂)/パルナソスホール(姫路)/92年世界平和記念聖堂(広島)/小倉教会(小倉)/大名教会(福岡)/ザビエル教会(鹿児島)/活水学園チャペル(長崎)/93年旭川五条教会(旭川)/山鼻教会(札幌)/元町教会(函館)/本町教会(青森)/志家教会(盛岡)/元寺小路教会(仙台)/松木町教会(福島)/藤沢教会(藤沢)/女子パウロ会チャペル(東京)/国際基督教大学教会堂(東京/三鷹)/94年長野教会(長野)/津教会(津)/北白川教会(京都)/南山教会(名古屋)/しずぎんユーフォニア(静岡)/五反城教会(名古屋)/奈良教会(奈良)/屋形町教会(和歌山)/姫路教会(姫路)/夙川教会(西宮)/下山手教会(神戸)/麻布教会(東京/西麻布)/95年女子パウロ会チャペル(東京)/観音町教会(広島)/番町教会(高町)/岡山教会(岡山)/鳥取教会(鳥取)/松江教会(松江)/浜松教会(浜松)/聖イグナチオ教会(東京/四谷)/高円寺教会(東京/高円寺)/97年女子パウロ会チャペル(東京)/フランシスカン・チャペル・センター(東京/六本木)/99年山口ザビエル記念聖堂(山口)/小倉教会(小倉)/世界平和記念聖堂(広島)/大分県立総合文化センター(大分)/松原教会(東京/明大前)/聖イグナチオ教会(東京)/2000年田園調布教会(東京/田園調布)/雪ノ下教会(鎌倉)/女子パウロ会チャペル(東京)/01年女子パウロ会チャペル(東京)/03年神田教会(東京/神田)/日本基督教団霊南坂教会(東京/赤坂)/八代白百合学園高等学校(八代)/九州ルーテル学院大学チャペル(熊本)/04年日本基督教団鎌倉雪ノ下教会(鎌倉)/06年ハクジュホール(東京/渋谷)/女子パウロ会チャペル(東京)/09年女子パウロ会チャペル(東京)
*明記していないのはすべて「カトリック**教会」

CD評
『イギリスの古いキャロル』 
92年レコード芸術特選
これは本当に気分の良い、素敵なCDだ。このCDには《ジングル・ベル》の騒々しさはなく、野のはてに星が輝く清らかな夜空が瞼に浮かんでくる。(『レコード芸術』服部幸三氏)
『天使の歌』
◆今回最後に聴いた、そしてもっともすばらしいアルバム。つのだたかし率いるアンサンブルが、ツィンクやオルガン、ガンバ、静岡児童合唱団とともに、心暖まる名演を聴かせる。今年のクリスマスに最高の贈り物である。
(『レコード芸術』那須輝彦氏)
◆《ジングル・ベル》の喧噪の中で見失いがちなクリスマスの歌の本当の美しさを、このCDは久しぶりにしみじみと味わわせてくれた。(『レコード芸術』服部幸三氏)
『ノエル』
◆聴く者の心にヒタヒタと迫ってくる。曲によって純器楽曲としたり、声楽と器楽とをほどよくまぜ合わせたりして、多彩な演奏である。演奏の魅力と楽器の用法の巧みさで聴く者の興味をグイグイと引きつけてゆく。(『レコード芸術』皆川達夫氏) ◆聴きあきることがない快いCDである。(『レコード芸術』服部幸三氏)
『聖母マリアの子守歌』
◆13世紀から17世紀にかけてのイタリアの民衆と音楽家が残したクリスマスの音楽の花束である。(『レコード芸術』服部幸三氏) ◆細かいところまで神経が通いあい、愉悦感あふれた演奏に仕上がっている。(『レコード芸術』皆川達夫氏)
『クリスマスパスト』
◆ソロあり、ア・カペラあり、児童合唱あり、さらに楽器編成も実に多様で、アルバムとしても変化に富んでいる。なによりもすばらしいのは、ここに収められている曲たちがすべて、真心からの祈りに満たされていることだろう。こんな音楽とともに聖夜のひとときを過ごせたら幸せだ。(『レコード芸術』那須田務氏)
◆喧噪に満ち溢れた現代にあって、聴き手の心を清め、何とも言えぬやすらぎといやしを与えてくれるような調べを聴くのは、クリスマスに限らなくてもいい。(『現代ギター』JM氏)
『巡礼の歌』
◆演奏は、女声合唱による聖歌から民族音楽ふうのしつらえまで実に多彩。カンテ・フラメンコの名手やファドを歌って来た歌手など、古楽、民衆音楽などの領域をこえたボーダーレス。そのうえ細部に至るまで、いきいきとした音楽の魅力が溢れ出る。(『レコード芸術』美山良夫氏) 音楽に託した祈りと巡礼を聴き手の心に届けている。卓越したセンスと技術で届いた祈りは、それぞれの心に豊かな幻想を繰り拡げて行くだろう。(『レコード芸術』相澤八郎氏)

コンサートに寄せられたお客様の声

91.12.13/14 カトリック修道院のチャペルで聴く「中世のクリスマス」コンサート(女子パウロ修道会
◆一年のうちにはいろんな行事がありますが、私はクリスマスが一番好きです。世の中に流れているクリスマスソングも大好きです。「好きだけど・・・私のクリスマスってこんなのじゃない」という小さな違和感を持ち続けていました。今日のコンサートをきいて、そう! このような音楽こそききたかったのだということがわかりました。気持ちがあったかくて、のびのびして自然で。(保母23歳/女性)
◆いつもとは違う時間の流れの中に心を休ませることができました。(映像46歳/男性)
◆とてもステキでした。そこらへんの市販のクリスマスという気がしなくて、クリスマスの本当の意味を感じることができました。(学生20歳/女性)

97.12.3/5 聖母マリアの子守歌(女子パウロ修道会/六本木フランシスカンチャペル)
◆音楽があまりに心に優しくて思わず泣いてしまいました。(会社員27歳/女性)
◆とてもきれいな曲、歌声、楽器の音色に心地よくなりました。心の中にポッと暖かいロウソクが灯った気分でした。(保母26歳/女性)

01.9.8 アヴェ・マリア(シスター白井追悼/女子パウロ修道会)
◆今日はアルファー波をたくさん頂きました。(男性)
◆長崎は佐世保での「コロンブス」の公演が素晴らしくここまで聴きに来てしまいました!(女性)
◆初めてお聴きした音楽と歌声にとても感動いたしました。別世界のようで心が清らかになる気がしました。(女性)

06.12.14/15 スペインのクリスマス(ハクジュホール/女子パウロ修道会)
◆タブラトゥーラ、波多野さん&つのださん、そしてとうとうアンサンブル・エクレジアを生で聴くことができ感激です。CDはほぼ全て持っていて毎日のようにひたっております。でも、生に勝るものはありません。しかも今日はお御堂。この空間でこの時間を過ごせたことに感謝です。(女性)
◆今年はいつもとちがいますよ! というつのださんの言葉通りすてきなコンサートありがとうございました。(女性)

09.11.20/21 巡礼の歌(女子パウロ修道会)
たいへんゆたかな時間をありがとうございました。思いきって奈良から(東京まで)聴きに来たかいがありました!(大学職員42歳/女性)
◆とてもバラエティがあって楽しく過ごせました。ありがとう(男性)


参加した音楽家たち

[ディレクション/リュートほか]つのだたかし
[歌]波多野睦美


[歌]
木島千夏、本保尚子、大森智子、鈴木美紀子、冨山瑞江、松田美緒、米良美一、太刀川昭、
川島尚幸、川久保浩志、服部洋一、及川豊、辻康介、牧野正人、熊谷隆彦、黒木純、永潟三貴生、
サラ&ジョイア・アリエンティ、静岡児童合唱団
[フィドルほか] 田崎瑞博
[リコーダーほか] 江崎浩司、山岡重治、濱田芳道
[リュートほか] 菅原徳尚、石森愛彦
[オルガンほか] 今井奈緒子、岩淵恵美子、早島万紀子、川西龍二、鈴木雅明
[ヴィオラ・ダ・ガンバほか] 福沢宏、デイヴィッド・ハッチャー、中野哲也、川原仟真
[パーカッションほか] 近藤郁夫